こころの思いを伝えたい

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【メンタルヘルスケア】 - 同性愛を考えてみる

同性愛者はまだまだ認められていない

20160624_01 国内でも同性愛者を結婚に相当する関係と認めるなど同性愛を含むLGBTの権利を守る動きが活発化しています。今回は、同性愛者について考えてみようと思います。

突然のカミングアウト

数年前の同窓会の二次会の席のこと。高校時代の気の合う仲間とのお酒を楽しんでいた時、その中の一人から「僕、男が好きなんだ」と、突然のカミングアウト。その場に居合わせた気の合う仲間は絶句。私も絶句(笑)ただ、高校時代からそうなんだろうなと思ってたので今言うのかということに絶句でした。

話を聞いてみると、幼少期から男性が好きだったそうです。ただ、言い出せなかったって。そりゃあ、そうだろうね。周りは、〇〇ちゃんが好きって女の子の名前を言ってる中、〇〇君が好きとは言えないでしょう。子供心に人とは違うことを認識していたそうです。

当然、家族にも言えなかったそうなので、幼心ながら、一人で悩んでいたそうです。有名人がカミングアウトしだしたのはここ数年の話で、そういうカミングアウトは、彼にとって心強かったそうです。

そもそも、同性愛は病気なのか

ところで、同性愛者は病気なのでしょうか。男性が女性を、女性が男性を好きになる人が多数を占める中では、異端とみなされているのは事実です。しかし、病気かというと疑問です。先の彼も男性が好きなだけであとはいたって健康。男性を好きになった理由は本人もよくわかってないそうですが、ある日、男性が好きだと認識したそうです。

医学界では、病気とみなして治療をすることもあるようですが、それはなんだか哲学の話にも関係しそうな難しい問題になりそうです。そもそも、男性と女性が愛し合うというのが、一般的に定着した世の中で、それ以外の愛し方は異常という見方も仕方ないのかもしれません。ただ、異常だからダメというのはどうかと思います。愛し方のひとつとして否定しないことも大切なのだと思います。

こころをどう保つか

否定している人に理解を求めることは簡単なことではありません。というのも、生い立ちや考え方などその人の生き方に根付く問題だからです。人は考えを変えることを嫌います。特に反対意見に対する嫌悪感や反発はかなり大きなものになります。理解なくして共存はないと思うのですが、少なくともまだ時間はかかることでしょう。

ちょっと過激な言い方になりますが、お互いにほっとくというのもひとつではないかと思います。反発する人全員がずっと反発し続けることは考えにくい。どこかのタイミングで態度が軟化する人も出てくるでしょう。それがいつなのかわかりませんが、そういう人が増えてくることを信じて待つしかないでしょう。

逆に、反発している人は、なにに対して反発しているのか、もう一度考えることが大事なのかもしれません。感情なのか、倫理観なのか。また、反発や嫌悪感をぶつけないことも大事です。気に入らないから暴言を吐く、気に入らないから暴力をふるうことは、単なる嫌がらせでしかありません。

残念ながら、海外では、同性愛者が集うお店で銃の乱射事件が発生し、多く方が犠牲になりました。この容疑者は、同性愛者を嫌っている人だったそうです。嫌いだから、襲っていいわけはないのです。気に入らないなら、放っておけばいいのです。

おわりに

いかがでしょうか。 非常にナーバスな問題なのであえて触れない人もいるほどですが、あえて記事にしてみました。 私自身は、肯定も否定もしていません。記事の中で紹介した同性愛の友人とも食事に行ったりしています。私にその気がないのは知ってますし、そもそも理解はしてるけど受け入れてないことも知ってます。

人の考えはそれぞれなので同じというわけにはいきませんが、自分と違うから認めないというのはちょっと違うなぁと思い、まとめてみました。

いつか共存できる世の中になればいいなぁ。