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わかりにくい路線価と公示価格を知る

20160701_01 毎年7月1日に発表される路線価。聞いたことある方はいると思いますが、いつ使うのか何に使うのかを知らない方は多いのではないでしょうか。今回はあまり知られていない路線価について紹介します。

路線価とは

いきなり亡くなったときの話をしてしまいますが、亡くなったあとにあなたが保有する財産を受け継いだ人が払うのが「相続税」。亡くなった時に保有している財産に対してかけられる税金です。では、路線価がどう関係するのかというと、保有資産のうち土地の価格を決める基準になります。

路線価は、1月1日の全国の調査地点の評価をもとに国税庁が価格を決めて、毎年7月1日に公表します。ニュースで聞いたことがあるかもしれませんが、日本一高い場所は、東京・銀座の鳩居堂前で2000万円超となっています。

土地そのものに価格を付けるのではなく、道路に対して価格を決めていくので路線価といいます。相続税の際の価格算定は、保有する土地が面する路線の路線価をもとに計算します。

公示地価とは

路線価と似たものですが、土地に対して価格が決められます。そのため、おもに土地の売買の際の指標として用いられます。土地の売買の指標ということもあり、できるだけ時価(人気があれば高くなる)に沿うように、「住宅地」「商業地」「宅地見込地」などに分類されています。

公示地価は、1月1日時点で評価したものが3月中旬に発表されます。

おわりに

いかがでしょうか。 年に一度しか耳にすることがないものですが、意外と使う機会はあります。正確な計算方法まで知る必要はないですが、だいたいどんなものなのかは知っておくと役に立つことでしょう。